大阪ガスは、お客さま宅の家庭用燃料電池エネファームtype S(以下エネファーム)約3,600台をエネルギーリソースとしたバーチャルパワープラント(以下VPP)を構築し、系統需給調整に貢献するための技術検証や、太陽光発電のインバランス回避の技術検証を実施するVPP実証事業を開始します。
●バーチャルパワープラント(VPP)とは?
多数の発電・蓄電設備などをまとめて制御・管理することで、あたかも1つの発電所のように活用する「仮想発電所」のことです。
●株式会社エナリスと連携したVPP実証事業
本事業はエナリスさまと連携した事業であり、当社は各ご家庭にあるエネファームをエネルギーリソースとして集約させるリソースアグリゲーターとして、エネファーム約3,600台を活用したVPP実証事業を行います。
●エネファームの特性を活かした技術検証
太陽光発電や風力発電のような再生可能エネルギーは、日射量や風の強弱などにより発電出力が変動します。一方、エネファームは発電出力を自由に制御できる特徴があり、再生可能エネルギー大量導入社会での系統需給調整に貢献できるリソースとして注目されています。
今回の実証では、当社保有の由良太陽光発電所の出力に応じてエネファームの発電量を制御し、インバランス回避の技術検証を行います。
Daigasグループは、今後も低炭素・脱炭素社会の実現に貢献し、暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指します!