2月7日、大阪ガスビルディング(ガスビル)のリノベーションとガスビル西側の当社グループ社有地(西用地)での複合ビル(ガスビル西館)の開発について、計画案の概要を発表しました。
ガスビル西館(新築)は2027年頃、ガスビル(改修)は2031年頃竣工予定です。
◆ガスビルの保存とリノベーション
ガスビルは南館(1933年竣工・登録有形文化財)と北館(1966年竣工)で構成され、両館一体となった特徴的な外観を形成し、御堂筋のランドマークとして親しまれています。本計画案では歴史的価値を残しつつ、耐震性向上のため一部を減築し、開放的なアトリウム空間として再生。また、ガスビルの御堂筋側に新たなメインエントランスを設け、にぎわい施設や歴史的建築物の趣を残したオフィスとして整備します。
◆イノベーション拠点の整備
ガスビル・ガスビル西館および道路上空利用部の3階に、ワンフロアでつながるイノベーション拠点を整備します。ガスビルにはコワーキングスペースやシェアオフィスなどを設け、ガスビル西館には多目的大ホールを整備。利用者の動線が交わる道路上空利用部分にイノベーションスクエアを整備します。
◆レジリエンス、環境への取組み
ガスビル西館は上町断層帯地震や南海トラフ地震(震度7クラス)を想定した耐震強度を確保。Daigasグループの災害対策機能を強化するともに、ビル全体のレジリエンスも強化します。
近隣施設に対しても、平常時は空調用の熱を融通し、災害時には電力を融通することを検討。周辺エリアでのエネルギー高度利用およびレジリエンス強化を目指します。さらに、災害時にはガスビル西館の大ホールを帰宅困難者の退避施設として開放。また、環境への取組みとして、ガスビルとガスビル西館をあわせたビル全体でのカーボンニュートラルの実現を目指します。
Daigasグループは、本計画案の着実な実行を通じ、さらなる御堂筋周辺地域の活性化に貢献してまいります。
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