大阪ガス株式会社の子会社であるOsaka Gas Australia Pty Ltd(OGA)は、このたび、豪州のエネルギー企業であるSantos社と、豪州でe-methane(e-メタン)を製造し、日本などに輸出する事業の詳細検討を行うための契約を締結しました。
◆e-メタン普及に向けたDaigasグループの取り組み
e-メタンとは、グリーン水素などの非化石エネルギー源を用いてCO2をリサイクルして都市ガスの原料をつくる技術「メタネーション」によって合成されたメタンのことです。社会全体のCO2を増やさない、追加の社会コストが低減できるなどの理由から「2050年カーボンニュートラル」実現のためにe-メタンの導入が期待されています。
Daigasグループは、e-メタンの普及に向けて日本国内での技術開発・実証に加え、再生可能エネルギーが豊富な豪州・北米・南米・中東・東南アジアなどにおいて複数のメタネーションに関する検討を進めています。
◆2030年に年間約6万トンのe-メタン輸出を目指して
本事業は豪州において、工業分野の排ガスや天然ガス液化プラントから回収するCO2と、再生可能エネルギー電力で水を電気分解してつくるグリーン水素からe-メタンを製造。Santos社や第三者のLNG基地で液化して日本などに輸出することを目指しており、将来的には空気中から回収するCO2の活用も視野に入れています。2023年4月より詳細検討を開始し、2030年に年間約6万トンのe-メタンを輸出することを目指します。
Daigasグループは、今後も脱炭素社会実現に向けて暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指してまいります。
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