フードサイエンスラボ ~第9号~
健康志向の商品がブームに!?ダイエット法、健康スナック…
FOOD SCIENCE LABORATORY
フードサイエンスラボ
第9号
トレンド3
健康志向の商品がブームに!?ダイエット法、健康スナック…
新しいマーケットを創るのは消費者です。いまや、消費者は多様化し、様々な要因でセグメント化されつつあります。
トレンド2で紹介した「フレキシタリアン」を摂り入れることによるダイエットが増加しており、その他にも「アスリートダイエット」と呼ばれる高タンパク質を摂取する方法、プロバイオティクスや発酵を用いた食品によるダイエット法なども注目を浴びています。
健康食品への需要は健康スナックの市場を作り出しました。健康スナックとは、これまで「嗜好品」と言われていたもので、例えば、チョコレートにナッツ、ドライフルーツや果実エキスなどを組み込むことで、健康性をアップした新しい商品を指しています。
健康食材を食事に摂り入れる以外に、食事量そのものを減らす方法があります。例えば、スナックメーカーは、クッキーやポテトチップスなどの既存商品の小容量版を販売し、カロリー過多や食べ過ぎ防止を狙っています。
年齢や性などの人口の構成比率も消費者セグメントに影響を与えます。 日本では、高齢者人口が多くなっていますが、高齢者は一般に食欲が少なく、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)になる人が増加しています。ロコモティブシンドロームに陥らないために、食品メーカーが筋肉の減少を防止するための食品・食事プランを開発しています。
フードサイエンスラボでの
インターンを終えて
-
ダニエル・リン
ブリティッシュコロンビア大学
(カナダ)
私の名前はダニエル・リンです。カナダ・バンクーバーの大学生です。2016年1月から8月までフードサイエンスラボで、インターンとして働きました。この間、オーブン庫内やパンの伝熱や物質移動、特に輻射と湿度に着目して、調査、計測、モデル化等を行いました。
輻射がパンに及ぼす影響を調べるために、前のインターン生が実施した輻射計測システムの開発を継続。このシステムの有効性を検証するために、MATLABを用いた数値計算モデルを作り、実験装置の各種の伝熱特性を評価しました。また湿度がパンに及ぼす影響を調べるために、官能評価試験を補助し、湿度計測システムを構築し、パン焼き中の熱と水分の移動に関する仮説構築を補助しました。
日本での滞在中、カナダで思い描いていたこととは随分異なる文化を経験しました。日本中を旅行し、新しい料理を食べたり、冒険をしたりしました。私は特に日本人の日々の生活を楽しみました。しかし私にとってももっとも宝物となったのは、8か月間に育んだ友情でした。スキルがあり、勤勉で、楽しい同僚と一緒に働き、今彼らを友達と呼べることは、私にとって喜びです。
日本に滞在中、多くのことを学びました。将来いつも思い出す、いい経験になったと思っています。
フードサイエンスラボの研究が
国際学会誌の表紙に!
フードサイエンスラボが行った「サンマの加熱によるEPA/DHA変化メカニズム解明の研究」3)が国際学会誌の注目論文(Feature Article)に選ばれ、学会誌の表紙を飾りました。光栄です!
Journal of Food Science 2016年8月号の表紙
URL:http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1750-3841.13367/abstract
3)Cheung,L.K.Y.,Tomita,H.,&Takemori,T.(2016).Mechanisms of docosahexaenoic and eicosapentaenoic acid loss from Pacific saury and comparison of their retention rates after various cooking methods. Journal of Food Science, 81, C1899-C1907.
4)Zion Market Research.(2017,January 9).Global Kombucha Market Set for Rapid Growth,To Reach USD 2457.0Million by 2021[Abstract].Retrieved from https://www.zionmarketresearch.com/news/kombucha-market
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- グループ会社の技術
- 株式会社 KRI 大阪ガスケミカルグループ オージス総研グループ
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不正解
答えはBの紅茶キノコ
2017~22年までの紅茶キノコ市場の年平均成長率は約25%であり、その規模は10.6億米ドル(2016年)から24.6億ドル(2022年)に成長すると予測されています4)。これは機能性食品では、最も市場成長率の高いものの一つです。バージンココナツオイルやアサイー等のスーパーフーズの平均成長率を以下に示します。
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正解
答えはBの紅茶キノコ
2017~22年までの紅茶キノコ市場の年平均成長率は約25%であり、その規模は10.6億米ドル(2016年)から24.6億ドル(2022年)に成長すると予測されています4)。これは機能性食品では、最も市場成長率の高いものの一つです。バージンココナツオイルやアサイー等のスーパーフーズの平均成長率を以下に示します。