メタネーション
舞洲および大阪・関西万博におけるメタネーション実証事業(再エネ由来水素と生ごみ由来バイオガスの活用)
概要
環境省の実証事業※1のもと、再エネ由来水素と地域の未利用バイオマスを活用して製造したe-メタンを、天然ガスの代替として利用することにより、エネルギーの地産地消型モデル構築を目指します。2024年度に舞洲工場内で実証を行った後、メタネ-ション実証設備の移設作業や試運転を経て、2025年4月から大阪・関西万博の会場内で実証を行う予定です。
詳細
本事業では、生物反応によるバイオメタネーション技術と、触媒によるサバティエメタネーション技術を組み合わせて、e-メタンを製造します。
2024年度は、大阪市此花区にあるごみ焼却工場(舞洲工場)の敷地内で全体プロセスを構築します。生ごみは、ライフコーポレーションさまの食品残渣を活用して実証を行います。
その後、メタネ-ション実証設備の移設作業や試運転を経て、2025年4月から大阪・関西万博の会場内で実証を行います。大阪・関西万博の会場においては会場内で発生する生ごみ由来のバイオガスに含まれる二酸化炭素(CO2)に加え、「直接空気回収(DAC)実証装置」※2および「CO2回収装置」※3 で回収される予定のCO2と、再生可能エネルギー由来のグリーン水素から、メタネーション装置により7Nm3/hのe-メタンを製造します。製造したe-メタンは迎賓館厨房やガスコージェネレーション設備など、会場内の都市ガス消費機器で利用し、万博会場内でのカーボンリサイクルを実現いたします。
※1: 大阪市や大阪広域環境施設組合等の協力のもとで行う、「再エネ由来の水素と、生ごみを発酵させて製造したバイオガスとをメタネーションし、製造されたメタンを配管で輸送し、都市ガス消費機器で利用するというサプライチェーン構築を目指す実証事業」(本ページでご紹介する事業)は、環境省の「既存のインフラを活用した水素供給低コスト化に向けたモデル構築実証事業」に採択されました。
※2: 公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)が、会場の大気中からCO2を回収する予定
※3: エア・ウォーター株式会社が会場内の消費機器から排ガスからCO2を回収する予定
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