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シミュレーション・データ分析

数理計画を用いたLNGタンクオペレーション策定モデル

概要

 LNGの熱量・タンクの空き容量・設備の制約・需要の変化を考慮し、LNG供給の要であるタンクオペレーションを自動的に算出するモデルを開発しています。

目的

 船で運ばれてきたLNGは、一度タンクに貯蔵されてから、法律で定められた熱量となるように需要に合わせて送出されます。ところが、運ばれてくるLNGによって熱量が異なり、かつ、LNGが運ばれてくる頻度は少ないため、適切な熱量管理と在庫管理が必要になります。このタンクオペレーションを現在は担当者が時間をかけて作成しているため、数理計画を用いることで自動化することを目的としています。

項目1

LNGタンクオペレーション策定モデルの概要

効果

 タンクオペレーションを自動的に計算できるようになることで、LNG船の配船計画変更や、受入基地設備のトラブル等によるオペレーション再検討を迅速に行うことができ、供給の安定性が向上します。また、LPG付加量などのタンクオペレーションコストの削減が期待されます。構築したモデルを用いて、様々な前提での計算を実施することにより、LNGトレーディングの最適化についても検討を進めていく予定です。

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