Daigas Group 大阪ガスグループは、Daigasグループへ。

Daigas Group 大阪ガスグループは、Daigasグループへ。

シミュレーション・データ分析

電力需給バランス調整におけるデータ入力の自動化

概要

 電力事業では需給バランス調整やトレーディングを行う際に膨大なデータを取り扱っており、データ集計の効率化やミス防止を目的に、積極的にデータ連携の自動化を図っています。

電力需給システムでの活用事例

 当社では30分ごとに電力の需要と供給のバランスを計算するために電力需給システムを使っています。この計算のためには、需要側は小売、卸売量を、供給側は再エネ・火力発電量、卸調達量を、各エリアごと・お客さまごと・30分ごとに各種データソースから集め、電力需給システムに入力する必要があります。

 この電力需給システムへのデータ入力を自動的に行える仕組みを構築することで、大幅な効率化を実現しています。


電力需給システム概要

具体例

一例として、再生可能エネルギーの発電量予測について、解説します。この発電量の予測データのフォーマットは当社の電力需給システムのデータ入力フォーマットと異なるため、データの加工及び電力需給システムへの手動連携が必要でした。また、件数も多く処理に多くの時間を要していました。

 そこでVBA等を活用することでデータ取得から登録までの一連の流れを自動化し、大幅な省力化を図ることを実現しました。

再生可能エネルギー発電量予測登録フロー

おわりに

 電力需給システムと自動連携ができていないデータソースは多数ある中で、PythonやVBA、RPA等様々な手段を活用することで円滑なデータ連携を実現し、効率化を進めています。

関連コンテンツ

TAG SEARCH

キーワードで探す