低・脱炭素社会の実現に向けた
取り組み

長年、グループで培ってきた技術力や事業ノウハウを生かすとともに、様々なステークホルダーとの共創により低・脱炭素社会を実現します。

都市ガスの脱炭素化に貢献
「革新的メタネーション」実現のキーとなる
新型SOECの試作に成功

大阪ガスは、都市ガスの脱炭素化の有望技術と期待される高効率な革新的メタネーション^※1技術の基礎研究に取り組んでいます。この度、この技術の実現のキーとなる新型のSOEC^※2の実用サイズセルの試作に国内で初めて成功しました^※3。当技術は都市ガスの脱炭素化だけでなく、水素や液体燃料などの高効率製造にも活用が可能と考えており、今後、産官学のご支援・ご協力、様々な事業者とのアライアンスなどにより研究開発を加速し、2030年頃に技術確立することを目指します。

※1 メタネーションとは、天然ガスの代わりに水素(H2)と二酸化炭素(CO2)を使って、メタンを作り出す技術です
※2 Solid Oxide Electrolysis Cell の略、固体酸化物を用いた電気分解素子。水蒸気やCO2を高温で電気分解するものです
※3 従来と同水準の電気分解性能（面積当たりの電解電流の大きさ）を示すポテンシャルを確認するとともに、実用サイズの金属支持型SOEC（セル）の試作にも国内で初めて成功しました。なお、本研究の一部は、（国研）産業技術総合研究所との共同研究により実施しました

詳しくはこちらをご覧ください

様々なステークホルダーとの協働による
再生可能エネルギー普及貢献

2020年度は、様々なステークホルダーとの協働により、再生可能エネルギー普及貢献に努めました。電源開発では、（株）日本政策投資銀行と太陽光発電所の保有を目的とする（同）D&Dソーラーに出資し、太陽光発電所を取得しました。また、陸上風力発電事業への共同出資やバイオマス発電事業への参画など、様々な電源開発に取り組みました。
電力調達では、（株）ウエストホールディングスと新設小規模太陽光発電設備に由来する電力を相対契約により長期調達する契約を締結しました。